日々使用する流し台は、汚れが溜まりがちな場所です。
特に排水口周辺は、ゴミやぬめりが集まりやすく、定期的な掃除が不可欠です。
放置すると、詰まりや悪臭の原因になり得ますので、今回は排水口の汚れや詰まりを防ぐ対策をお伝えします。
流し台排水口の汚れと詰まりの原因とは
流し台の排水口に見られるぬめりや詰まりの原因は気になるところです。
主な原因は以下の通りです。
油脂の蓄積
料理後の油は排水口に捨てずに処理するべきです。
油は冷えると固まり、排水口に付着しやすくなります。
日々蓄積される油は、ほかのゴミを引き寄せ、詰まりを引き起こす可能性があります。
食べ物の残骸
三角コーナーを使用しても、食材の切れ端や残飯が排水口に流れ込むことがあります。
これらが油脂と結びつき、ぬめりや詰まりの原因になります。
洗剤の残留物
洗剤や石鹸は完全に溶けきらず、排水口に残ることがあります。
これらが油脂と結合すると、さらに詰まりやすくなります。
流し台排水口を清潔に保つ方法
ぬめりや悪臭を防ぐため、定期的に排水口を清掃することが大切です。
以下の方法で、排水口を清潔に保ちましょう。
重曹とクエン酸
家庭によくある重曹とクエン酸は排水口掃除に効果的です。
- 重曹200gを排水口に入れ、10～15分待ちます。
- クエン酸100gを加え、200mlの水かぬるま湯を注ぎます。
- 10分放置後、水でしっかり洗い流します。
この方法で、炭酸ガスの泡が汚れを浮かび上がらせます。
クエン酸がなければ、お酢を使っても同じ効果が期待できます。
オキシクリーンの使い方
オキシクリーンは過炭酸ナトリウムを主成分とした洗剤で、油性の汚れにも強いです。家にあるなら、ぜひ使ってみましょう。
- オキシクリーンを熱いお湯で溶かします。
- その溶液を排水溝に流し込みます。
- 2～3時間放置した後、すすぎ洗いします。
泡が立たないタイプを使えば、洗い流しも簡単です。
液体排水管クリーナー
液体排水管クリーナーは、詰まりやすい汚れに直接効果を発揮し、溶かしてくれます。これには食べ物の残骸や油の汚れが含まれます。
- 排水溝のパーツを取り外します。
- 排水管の開口部に指定された量を注ぎます。
- 約1時間放置します。
- パーツを戻して、たっぷりの水で流します。
化学物質が強力なため、使用時は保護措置を取ることが大切です。
詰まりを防ぐ予防策
排水溝をスムーズに保つためには、予防策が必要です。ここでは効果的ないくつかの方法を紹介します。
排水溝フィルターの使用
食材の残骸は詰まりの一因となるため、排水溝フィルターや受け皿の使用をお勧めします。これで残骸が排水溝へ流れ込むのを防げます。フィルターを新しくしてシンクを洗えば、排水溝もきれいに保てます。細かい網目のフィルターを選ぶと、より効果的です。
ぬめり除去
排水溝の流れを良く保つには、ぬめりを取り除くことが効果的です。ぬめりがたまると水の流れが悪くなります。市販の清掃用品や、アルミホイルを使った家庭でできる方法もあります。アルミホイルは殺菌効果が期待でき、排水溝に置くだけでぬめりを抑えられます。キッチンハイターを使うのも一つの方法です。
熱湯の活用
油や食べ物の残骸が排水溝に流れている場合は、熱湯を使って汚れを取り除くことができます。
- 排水溝の蓋をして、約60℃の熱湯をシンクに溜めます。
- 熱湯が溜まったら蓋を開けて、水圧と温度で汚れを流します。
掃除の後に熱湯を流すと、詰まりを防ぐことができます。
まとめ
この記事で、キッチンの排水溝を清潔に保ち、詰まりを解消する方法を見てきました。油汚れや食べ物の残骸、洗剤の残留が詰まりの主な原因です。重曹とクエン酸、オキシクリーンの使用や、予防策として熱湯を活用し、排水溝フィルターを使うことが重要です。
